校舎ブログ

東京都立看護専門学校 公募推薦 傾向と対策 評判

2013年10月11日
新宿校

みなさん、こんにちは。

新宿セミナーの和久雄亮です。

先日、高等学校で看護医療系進学講演会の講師として、2学年の生徒に看護医療系受験対策の講演をしました。

終了後、受講した生徒から、「看護医療系の入試問題は看護を勉強する際や働いた時にも必要な知識と聞いて、がんばって勉強をやらないと!!いう気持ちになりました」という感想を頂きました。

今、みなさんがしている勉強は、将来、自分が担当するであろう患者さんを助けるための知識の礎になります。是非、本当に頑張ってほしいなと思いました。

 

今回は東京都立看護専門学校の公募推薦傾向と対策についてお伝えしたいと思います

 

 

★都立看護専門学校 公募推薦 傾向と対策 アドバイス★

 

面接について

→公募推薦の面接は、あまり大きな差が出ないという話を聞きました。なぜなら、公募推薦を受験する生徒の大半はまじめにしっかり対策をしているからです。また、先生方も高いレベルを求めているのではなく、その子自身をしっかり知りたい、良い点を引き出したいという意識が強いからです。では、そのような面接でのポイントはというと、看護師として医療や都に貢献してくれると思わせられるかが大切だと思います。以前、ある都立看護専門学校の先生にお話を伺った際に、税金で看護師を養成するのだから、3年間しっかり勉強し、そして看護師としてしっかり働いてくれる人でなければ困ると仰っていました。願書の記入必須事項である学科志望理由はその確認の意味があるわけです。学科志望理由をしっかり固め、本気で看護師になりたい、勉強や仕事が厳しくてもあきらめないと思わせられるかは大切なポイントになります。

小論文について

→小論文のポイントは問題文の内容をしっかり確認することです。当たり前と思われるかもしれませんが、これが出来ていない生徒が非常に多いとのことです。たとえば、自分自身の体験に基づいて書きなさいとあるのに書いてなかったりする生徒が毎年いるようです。書けと言われている内容を書かないと評価の仕様がなくなってしまうわけです。つまり課題文の内容理解はもちろんですが、問題文の内容理解とそれに基づいて書けるかが評価のポイント対象になるわけです。

(記 和久雄亮)

※下記は新宿セミナー発行プログレス7月号より

都立板橋看護専門学校

都立板橋看護H25推薦

都立北多摩看護専門学校      都立府中看護専門学校

都立北多摩看護H25推薦都立府中看護H25推薦

都立南多摩看護専門学校     都立荏原看護専門学校

都立南多摩看護H25推薦都立荏原看護H25推薦

都立青梅看護専門学校

都立青梅看護H25推薦

 

 

★小論文のポイント

<公募推薦、過去3年分の出題書籍>

       著者    『書籍名』           (出版社)

平成25年度 阿川佐和子 『聞く力―心をひらく35のヒント』(文春新書2012年)

平成24年度 若月俊一  『農村医療の原点 若月俊一の遺言』(家の光協会2007年)

平成23年度 佐々木常雄 『がんを生きる』         (講談社2009年)

 

※今年度、10月6日(日)に行われた社会人入試の小論文は山元加津子、柳澤桂子 他 著『1/4の奇跡』(マキノ出版ムック 2010年)から出題されました。

設問は課題文を要約したうえで、看護を目指す者として「人を癒す」こと「癒しを受ける」ことについてどのように考えるかを、1200字程度で述べる、でした。

 

例年、課題文形式で、字数は800字、時間は60分で出題される傾向です。医療や看護に関係する書籍からの出題が多いです。難しい内容もありますが、文章自体は読みやすいと言えます。普段から看護医療に関することがらに対して問題意識と解決案などを考えているかも重要でしょう。また、書籍の出版年が比較的新しいことから、新しいニュースや考えを知っておく必要があります。ただ、合格に何よりも大切なことは、プロの小論文講師の添削を受けることが最も重要です。

 

 

★面接のポイント

都立看護専門学校の面接は15~20分と比較的長いです。

特に難しい質問がされるということはあまりないようです。ただ、願書に記入した学科志望理由や面接でも返答内容については深く聞かれることがあります。自分の発言や自分自身について、しっかり理解しておくことが重要でしょう。

 

 

★東京都立看護専門学校の偏差値<広尾・板橋・北多摩・府中・南多摩・荏原・青梅 偏差値一覧>

 

広尾看護専門学校  62

板橋看護専門学校  58

北多摩看護専門学校 58

府中看護専門学校  57

南多摩看護専門学校 57

荏原看護専門学校  56

青梅看護専門学校  55

 

※新宿セミナー主催 看護医療全国模試の偏差値

 

上記は一般入試の偏差値です。例年、公募推薦では上記偏差値に満たない受験生も合格していますが、偏差値の高さと合格率は比例します。やはり、都立看護専門学校を目指す方にとって、看護医療全国模試の偏差値は常に意識しないといけないでしょう。

 

 

○東京都立看護専門学校 評判

受験生からすると学費が安いことが一番の魅力でしょうが、国家試験の合格率も総じて高いです。先生方の手厚い指導のおかげでしょう。安心して看護を学べる学校と言えます。現在、都立看護専門学校は、現役生だけではなく、社会人経験者も非常に多く在籍し、男子学生も10%前後いるようです。このことからも、様々な経験を持った方と共に看護を学べるのも魅力の一つと言えるでしょう。また、実習病院<下記参照>が充実している点やアクセスがしやすいのも人気の理由でしょう。

 

・広尾は都立看護専門学校では最も古い歴史があります。主な実習病院は災害拠点病院でもある東京都立広尾病院(482床)や、日本医科大学附属病院(1002床)、などです。アクセス<地下鉄日比谷線広尾駅 徒歩7分>

・板橋の主な実習病院は東京都健康長寿医療センター(579床)、豊島病院(472床)などです。アクセス<東武東上線大山駅南口徒歩5分>

・荏原の主な実習病院は荏原病院(506床)、東京都立墨東病院(722床)、などです。アクセス<東急池上線洗足池駅 徒歩10分>

・府中の主な実習病院は東京都立多摩総合医療センター(789床)、東京都立小児総合医療センター(561床)、などです。アクセス<JR中央線武蔵野線西国分寺駅 徒歩10分>

・北多摩の主な実習病院は公立昭和病院(518床)、多摩北部医療センター(344床)、などです。アクセス<西武拝島線多摩モノレール線玉川上水駅 徒歩5分>

・青梅の主な実習病院は青梅市立総合病院(562床)、公立阿伎留医療センター(310床)、などです。アクセス<JR青梅線川辺駅 徒歩20分>

都立看護専門学校HP

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/shikaku/kango/

 

最後まで、お読みいただき、ありがとうございました(和久雄亮)

 

※東京都立看護専門学校を希望されている受験生のみなさんには、新宿セミナーのベーシック(もしくはスタンダード)クラスの授業がお奨めです。毎年、多数の合格者が出ています。

→都立看護専門学校推薦プレ入試ゼミ(公募推薦 小論文 対策)

推薦プレ入試ゼミの詳細は→http://www.shinsemi.biz/course/ecommendationpre/#14

→新宿セミナー年間生10月入学生を受付中!

新宿セミナー年間講座の詳細は→http://www.shinsemi.biz/course/

→冬期・入試直前講習会の一般申込10月12日(土)より開始。

冬期・入試直前講習会の詳細は→http://www.shinsemi.biz/13winter/

★ 来週の金曜日は東京医療保健大学東が丘看護学部の取材記を掲載する予定です。