校舎ブログ
【国立】保健師課程の実習で学ぶこと
みなさん、こんにちは!
国立校チューターのNです。
10月に入ってやっと涼しくなってきましたね。
肌寒い天気も多くなってくると思いますので、体調管理に気をつけて、受験に挑んでいきましょう!
私は現在4年生で保健師課程を専攻しています。
保健師課程の実習が1か月ありました。
保健師の実習って何をするんだろう?と思う方が大半だと思います。実は私も行く直前までそう思っていました。
実際に実習を行ってきて、実習内容と何を学んだのかについてご紹介したいと思います!
実習は計4週間で市の保健センターでの実習が2週間。保健所での実習が2週間でした。
保健師は、地域で活動する保健師と企業で活動する保健師の大きく2つに分けられます。
今回の実習では地域で活動している保健師について学んできました。
①保健センター
保健センターは地域で暮らす住民の相談窓口のような存在で、地域に密着した支援を行っています。
支援の対象者に沿って担当が分けられていて、母子、成人、高齢者、障害と4つの担当があります。
対象に合わせた活動について支援している様子を見学したり、実践してきました。
・母子保健…学童期以前の親子に対して育児全般の支援を行い、子どもが健やかに成長できるように努めていました。心の健康面のサポートも行います。
活動例)乳幼児健康診査(3,4か月健診、1歳6か月健診、3歳児健診)、新生児訪問、母子健康手帳の交付、両親学級、妊産婦・保護者への保健指導、心理相談、 離乳食の進め方の保健指導、育児相談、心理発達支援グループの運営、フォローが必要な親子への電話相談・家庭訪問など…
・成人保健…成人期にあたる人々が健康を保持・増進できるような活動を行っています。
活動例)減塩教室の開催、ヘルスアップ体操教室の開催、野菜摂取量測定会などでの健康増進への動機づけの実施、生活習慣病予防事業
・高齢者…地域で生活する高齢者が自身の健康を維持・増進するための活動を行っています。
活動例)介護予防事業のボランティア育成、介護予防事業の実施(体操教室など)、健康推進員活動など…
・障害者…地域で生活する障害者が社会とつながり、今の生活を維持できるように支援している。
活動例)家庭訪問、面接相談、電話相談、保健所との連携など…
各対象により実施されている内容は様々で、何を目的としてどのように実施し、評価しているのか(PDCAサイクル)について学ぶ機会となりました。
印象に残った経験としては、保健センターで5歳児歯科検診を行っている中での健康教育の実施です。
親を対象として「骨」についての健康教育を行ったのですが、伝えたい内容を分かりやすく表現するための工夫を凝らすのが非常に難しかったです💦
また健康診査の際には問診を3名ほど行う機会がありました。非常に緊張しましたが、大学で練習したことを活かして実践に繋げられました。
子どもの発達状況、育児環境、親子関係などについて問診を通して知り、支援が必要なのかを判断していくことが保健師の役割ですが、
子どもの発達に関しての知識や育児に関する知識を幅広く知っていないと適切な問診につながらないなと実感しました、、、。
保健センターでの実習は母子の事業が主であったため、子どもと関わる機会が非常に多く、癒されました。
地域での母子の生活を支えているのは保健師であり、様々な支援の中でも親子の状態に合わせた配慮を行っていくのが重要だと学びました。
実習担当の保健師さんは、実習生に全力で向き合っていただき非常に良い経験と学びになりました!
今回は保健センターでの実習についてお伝えしました。
次回は保健所での実習についてお伝えできればと思います!
ではまた~!

