校舎ブログ
【国立】保健師課程の実習で学ぶこと③(最終回)
みなさん、こんにちは!
国立校チューターのNです。
最近は夜が非常に寒く、冬の到来を感じている今日この頃です。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか❄
今回は産業実習についてお伝えしていきたいと思います✨
保健師の実習についてお伝えするのは今回で最後になります!
保健師実習では、保健センターと保健所の実習に加えて企業での産業実習を行います。
保健師は地域で暮らす全ての人を対象として支援を展開しており、その中には働いている人々も含まれています。
今の社会を支えているのは働く人々であり、人口の大部分も占めています。
そのため働く人々の健康を支援することは非常に重要になってきます。
産業保健師は企業で産業保健を行う部門に属し、活動を行っています。
労働安全衛生法を根拠法として、健康診断の問診や面談、職場巡視、ストレスチェックの実施、健康づくり活動、安全衛生委員会への参加など、
働く人々が健康に働き続けることができるように支援を行っています。
従業員が自身の健康を維持・増進していくことは効率的な業務の遂行につながり、会社の利益を得ることにつながると考えられています。
そのため従業員全員の健康を高めていくための活動が非常に重要になってくるのです。
私が訪れた企業は1000人以上の社員を有する企業で、企業全体としての取り組みで産業保健にも力を入れているところでした。
そのため実際に職場巡視を行っていくと、椅子が作業しやすいものであったり、ロッカーの上に物を置かないようにしていたり、机の周囲が片付いていたり、
人が通る動線上に不必要なものが置いてなかったりと、作業管理・作業環境管理がきちんとされている様子が見られました。
保健師の視点は非常に細かく広範囲で消火器の位置が分かりやすい場所になっているか、床がへこんでいて転びやすくなっていないか、
湿度計・温度計が各部署に設置されているかなど、私では気づくことの出来なかった部分まで目を配らせている様子があり、
労働環境を整えるための視点を学ぶことができました。
安全衛生委員会にも参加することができ、長時間労働について現状を共有しつつ改善法について意見交換している様子が見られました。
月に1回話し合うことで会社に勤めている社員の健康状態を知ることができ、必要な支援を実施していくことにつながると実感しました。
他にもオンライン面談の様子を見学させて頂いたり、先輩保健師さんのお話を聞くことが出来たりと、非常に実りのある実習でした。
産業保健師がどのように企業で活躍しているのかを知ることができ、将来の自分についての視野を広げることにもつながりました。
今回で保健師課程で行う実習の紹介は以上になります!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。みなさんの参考になれば嬉しいです😊
何か質問等あれば、校舎で直接お尋ねください。お待ちしています。

