校舎ブログ

ヒロシマ・ナガサキ・看護

2017年8月9日
柏校

今日はナガサキ原爆の日で、柏の街でも核兵器廃絶を訴える声が聞こえたので、ちょっとだけ話をさせてください。

 

私が受験生の皆さんと同じ年のころ広島にいたせいもあって、この時期はいつも原爆のことを考えます。

 

広島にいたころは、周りにも意外な人が被爆者として苦労されたり、友人にも被爆2世がおり、やはり身近な問題として考えていました。原爆に関する写真や資料を見るたびに、その悲惨さを感じていました。マンガ「はだしのゲン」は特に強烈で、マンガにもこんなにも訴える力があるのかと感動したものです。そして、二度とこのようなことが起こらないことを願うのです。

原爆投下後、救護所が作られ多くの方が避難したようです。当時の看護師の話を聞くと、ほとんど治療らしいこともできることなく、せいぜいアルコールで拭くくらいで、水を欲しがる人のために水を取りに行って戻ったら、すでに息をひきとっておられたり…本当に大変だったろうと思います。それでも、そばにいて何かできることがあれば苦しむ人の為に動く…そんな看護師の姿に感動せずにはおられません。

やはり看護というのは、苦しむ人に寄り添い、支えてくれる人なのですね。

 

幸い日本は今平和です。

看護あるいは医療というのは、平和の中でも人の助けになろうとする素晴らしい仕事なのだなぁとあらためて思うのでした。