校舎ブログ
【新越谷】~7月の老年実習を終えて~
こんにちは!ena看護新越谷チューターの大西です。
最近は晴れているのに雨が降ったり、猛暑日が続いたりと厳しい毎日ですが、
体調面に気を付けて勉強に励んでいきましょうね!
さて、今回は私が7月に行った老年期の実習についてお話します。
今回私は、「特別養護老人ホーム」と「小規模多機能型居宅介護」という施設で実習しました。
病院ではなく、施設での実習だったので今までとは大きく違い、気づきや学びが多かったです。
特別養護老人ホームが病院と最も異なる点は、施設が利用者さんの生活の場になっているということです。
そのため、朝からバイタル測定や処置を行うのではなく、起きるとリビングに集まって朝食を食べるところからスタートします。
また、部屋の備品や食事で使う食器類もその方が自宅から持ってきたものを使っています。以前から慣れ親しんでいたものを使用するのは入居前の生活を維持することにつながるため、とても良い工夫だと感じました。
入居に要介護度が3以上という条件があるため、認知症の方やADLの自立度が低めな方が多かったです。
私は認知症の方を受け持たせていただきました。施設は治療の場ではないため、ADLの維持が最も大きな目標になります。
そのため、その方が持てる力を的確にアセスメントし、可能な部分はできるだけ本人にやってもらうことが重要だと感じました。
できることが少なくなると、その方の自尊心の低下や、リハビリのやる気に繋がってくるため、あえて援助しないことも大切な援助であることを改めて感じました。
小規模多機能型居宅介護は、デイサービス(通い)・ショートステイ(泊り)・訪問介護が一つになったサービスのことで、利用者さんの希望に合わせて一つの施設で様々な使い方ができます。時間も内容もオーダーメイドできるため、利用者さん自身だけでなく、ご家族にも合わせやすいシステムです。
こちらは特養とは違い、生活の拠点を自宅にし、在宅での生活が継続できるように支援していく施設です。
そのため、普段の遊びも自宅の様子や物品の状況から、在宅でも継続できそうなものを選択したり、以前行っていた仕事に似た作業をお願いして、役割を持っていただけるようなかかわりをしていました。
また、毎日通いで来ている皆さんで体操をすることも日課にしていました。
施設の看護師は、役割も病院と大きく違います。
病院では診療の補佐や毎日の健康管理が主な業務ですが、施設に診療はありません。また在中の医師もいません。
そのため、医療行為を行える唯一の存在であり、指示する立場でもあるのです。
具体的には、服薬についての相談を受けたり、夜間に看護師がいない間の対応を介護士さんに教えたりします。
利用者さんの持病も様々なので、専門的というよりは、幅広い分野の知識を持ち、適切に病院とつなぐ力が求められると感じました。
もちろん実習は皆さんの想像通り、楽なものではありません。しかし、頑張ったら頑張った分だけ自分の力になります。記録や疾患の勉強が大変でも、必ず自分の力になります。
厳しいことを言うようですが、実習生とはいえ、患者さんの命を預かっているため、やはり中途半端な気持ちでは来てほしくありません。
そのため、今のうちからどのような看護師になりたいのか、なぜ看護師を目指すのかを明確にして、覚悟を持ってきてほしいと思っています。
志望校合格に向けて頑張っている皆さんならできると思います!
共に日本の医療を支えていける人材になれるように頑張りましょうね!!
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