校舎ブログ
【新越谷】約4ヶ月の長期実習が終わりました!
皆さんこんにちは。新越谷校チューターの黒澤です。
夏休みも半分過ぎましたね~~
台風の影響で雨も多く、蒸し暑い日が続いているので夏バテには十分気を付けてくださいね🎐
さて、私は大学生最後の長期実習を終えました。
最初の2か月は怪我などを受傷してすぐの方が入院する急性期病院へ、次の2か月は精神科病院へ実習に行きました。
どちらの実習も、臨床作業療法の過程である「評価」→「目標設定」→「治療プログラム立案」→「再評価」
を病院の指導者さんに相談しながら行いました。今まで「評価」までしか行っていなかったためとても難しかったです。
急性期病院では、特に予後予測を立てながら目標設定をすることが難しかったです。
受傷してすぐの方はリハビリを行っていなくても、入院して適切な処置・治療が行われていれば自然回復もします。
そのため、自然回復も考慮し、リハビリでどの程度機能回復するのかを論文などの文献から探す作業が最も大変でした。
文献に載っていないことに関しては、臨床経験のある病院の作業療法士さんから意見をいただきながら進めていました。
目標設定とその後の治療プログラムは、患者さんが今困っていることだけを見ていてはだめで、自宅など退院先でのことを
考えなければなりません。この方は今はまだ手を握ることができないけれど、料理が自宅内での役割で、患者さん自身も
料理をしたいとおっしゃっていたな・・・この方の今の身体的状態から考えて、包丁を握れるほどにはなるだろうか・・・
握れるようになりそうなら、どんなリハビリを行うのが良いだろうか・・・などと考えます。
また、受傷直後だと自分が入院していること、両足が動かないこと、思うように身体が動かないことなどは患者さんにとって受け入れ難いことです。
そのような状況だからこそ、リハビリの時間に患者さんの気持ちを受け止め、共感と傾聴の姿勢で関わることが大事だと
強く感じられました。
精神科病院の実習では、患者さんの行動を適切に評価し、目的をもって関わることの重要性を学びました。
精神科病院の作業療法は、患者さんと一対一で関わる個別作業療法ももちろんあるのですが、
集団作業療法といって、ホールなどの場で多くの患者さんが時間や道具を共有しながら作業を行うことが多いです。
患者さんは塗り絵をしていたり、ジグソーパズルをしていたり、ギターを弾いたり、音楽を聴いたり・・・
それぞれ異なる作業をしていても、場を共有していることで会話が生まれたり、安心感を得られたりします。
私は実習生としてその場にいたわけですが、ただ話しかけるだけでは治療として成り立ちません。
”パズルをしていて「できないです」「わからない」と訴える患者さん”、”周囲を気にしながらもピースをはめては外している患者さん”
少しヒントを出してサポートしたくなってしまいますが、同じパズルという作業を行っていてもアプローチの仕方は
人それぞれです。「できないです」とスタッフを呼ぶ回数が多い方は依存性が高いのではないか・・・その場合、
ヒントを伝えてできたら呼ぶようにして、自力でできたらスタッフからの注目を与えられる環境にすれば良いのではないか・・・
周囲を気にしている方は助けを求めたくても求められないのではないか・・・その場合、ヒントを与えた後に一声かけやすい環境を作ればよいのではないか・・・などと考えます。
何のために、どんな関わりを選択して、どう行動するのか を考えさせられる実習となりました。
臨床で働く作業療法士の方々を間近で見ながら実習できて、とても刺激になりワクワクが増しました!
来年からは臨床でプロフェッショナルとして働くという意識と覚悟を持って、4年生も全力で楽しみたいと思います!
皆さんも、なりたい職業に向かって今できる全力で勉強に励んでいきましょう🏴
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